【VSCode】拡張機能「Rainbow CSV」の使い方

VSCodeの拡張機能「Rainbow CSV」の使い方を解説します。

拡張機能「Rainbow CSV」とは?

VSCodeの拡張機能「Rainbow CSV」の主な機能は以下のとおりです。

  • CSVやTSVファイルの各列を色分けして表示します。
  • 各データにカーソルをあてると、列情報(列番号やヘッダー名)を確認できます。
  • RBQLというSQLに似たクエリを用いて、CSV内のレコード検索や集計、編集操作ができます。例えば、「select * where a1 == ‘Tokyo’」のような検索ができます。
  • 複数行にまたがる列の一括編集が可能です(ただし1万行以上は非対応)。

Pythonはデータ分析でよく使いますが、CSVファイル形式のデータの前処理やログ解析に役立ちます。

導入方法

① VSCodeの拡張機能から「Rainbow CSV」を検索してインストールします。

② VS Codeを再起動します。

③ これでCSV/TSV ファイルを開くと、列単位で色分けされた状態となります。
各データにカーソルをあてると、列情報(列番号やヘッダー名)を確認できます。

RBQLのクエリ実行

① VS CodeでCSVファイルを開きます。

② 左下の「Query」ボタンをクリックします。
(コマンドパレットだと「Ctrl+Shift+P」 → 「Rainbow CSV: RBQL」 を選択)

③ 例えば、以下のデータに対して入力欄に「select * where a1 == “P001″」と書き、「RUN」を押すと、2行目「P001,モバイルバッテリー,電子機器,2980,120,2023-04-01」が抽出されます。

【サンプルデータ】

商品ID,商品名,カテゴリ,価格,在庫数,販売開始日
P001,モバイルバッテリー,電子機器,2980,120,2023-04-01
P002,ワイヤレスイヤホン,電子機器,4980,85,2023-04-10
P003,コーヒーマグ,生活用品,1200,300,2023-03-20
P004,オフィスチェア,家具,14800,20,2023-05-05
P005,USBケーブル,電子機器,800,500,2023-02-15

【使用例①】
2023年4月以降に販売開始された商品を抽出

SELECT * WHERE a5 >= "2023-04-01"

【使用例②】
⑤ 商品名昇順で並び替え

SELECT * ORDER BY a1

RBQLの詳細は以下ページをご確認ください。

RBQL - Rainbow Query Language

列単位の編集(Column Edit)

① 編集したい列にカーソルを置きます。

②コマンドパレット(Ctrl+Shift+P) → 「Rainbow CSV: Column edit select」 を選択します。

③ 対象列のすべてのセルがマルチカーソルで選択されます。そのまま一括編集が可能です。

ただし、この機能は1万行未満のファイルでのみ有効です。

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