Surface Pro起動後にキーボードが反応しなくなる原因と解決手順を解説。端子清掃からデバイスマネージャーでのSurface HID Keyboard重複削除、電源管理の見直しまでわかりやすく網羅しています。
Surfaceのキーボードが原因
Surface Pro起動後にキーボードが反応しなくなることがあります。完全にキーボードが認識されなくなるわけではなく「一定時間後に反応しなくなる」「つけ外しで一時復旧する」といった場合は以下の要因が考えられます。
| 要因分類 | 具体的な原因 | 発生する現象 |
|---|---|---|
| 接触不良 | 6極接続端子の皮脂・ホコリ付着 | 通電や信号の瞬断によりキー入力認識が遮断される |
| ドライバー競合 | 古いHID認識情報の重複・破損 | 長時間駆動時に入力処理がクラッシュする |
| 電源管理 | OSによるデバイスへの給電停止 | 一定時間の無操作や低負荷時に自動切断される |
| 帯電・内部不整合 | 内部コントローラーの一時的エラー | 通常の再起動では内部状態がリセットされない |
参考:
順番に解消方法を解説していきます。
キーボードトラブルを解消する4つの手順
以下の手順を番号順に実施し、症状が改善するか確認してください。
手順1:接続端子の物理清掃と再装着
Surface本体とタイプカバーを接続する端子(マグネット部分にある金属ピン)に微細な汚れが付着していると、微小な接触不良から接続が遮断されます。
- Surface本体からキーボードを取り外します。
- 接続部分にある金属端子に汚れやホコリがないかを目視で確認します。
- 乾いた柔らかい布(または無水エタノールを微量含ませた布)で端子表面を丁寧に拭き取ります。
- カチッと手応えがあるまで確実に再装着します。
手順2:デバイスマネージャーで重複したSurface HID Keyboardを削除
デバイスマネージャーのキーボード一覧を開くと、Surface HID Keyboard が複数重複して表示されている場合があります。
Surfaceのキーボードは内部で複数の仮想インターフェース(キー入力、ファンクション制御、タッチパッドなど)を使用するため元々複数並ぶ仕様ですが、抜き差しを繰り返すうちにゴーストデバイス(古い認識情報)が蓄積し、動作停止を引き起こす原因になります。
- スタートボタンを右クリックし、「デバイス マネージャー」を選択します。
- 「キーボード」の項目をクリックして展開します。
- 表示されている「Surface HID Keyboard」を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
- 一覧にあるすべての「Surface HID Keyboard」に対して同様にアンインストールを実行します。
- 作業完了後、Surface本体を再起動します。再起動時に正規ドライバーが自動的に再生成されます。
手順3:Surfaceの強制再起動
内部コントローラーやファームウェアの一時的なキャッシュエラー、微細な帯電を解消するために完全なリセット(ツーボタンシャットダウン)を行います。
- Surfaceの電源ボタンを約20秒間長押しし続けます(画面にロゴが表示されても指を離さないでください)。
- 画面が完全に消灯したのを確認し、10秒間待機します。
- 通常通り電源ボタンを1回押し、Surfaceを起動させます。
手順4:USBおよび電源管理の省電力設定を見直す
Windowsの省電力機能によって、一定時間操作がない、または低負荷と判定された入力デバイスへの電力供給がカットされている可能性があります。
- 「デバイス マネージャー」を開きます。
- 「ヒューマン インターフェイス デバイス」または「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の項目を展開します。
- Surface関連のインターフェース機器を右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「電源の管理」タブを開きます。
- 「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外し、「OK」をクリックします。
改善しない場合のハードウェア確認方法
すべてのソフトウェア的対処を行っても一定時間で切断される場合、UEFI画面での挙動を確認することでハードウェア自体の故障かどうかを切り分けることができます。
Surfaceの電源を完全に切った状態で、「音量を上げるボタン」を押したまま「電源ボタン」を1回押し、Surfaceロゴが表示されたら音量ボタンを離します。これでUEFI設定画面が起動します。
UEFI画面のメニュー操作でキーボード(矢印キーなど)が正常に動き続ける場合はOS側の不具合、UEFI画面上でも同様に入力が途絶える場合はキーボード本体または本体側接点の物理的な経年劣化・故障と判断できます。
関連ページ


コメント