TSharkで特定の期間だけリアルタイムキャプチャして保存する方法について解説します。
特定の期間だけリアルタイムキャプチャ
tshark
、リアルタイムでキャプチャして分析するツールです。ただし、過去5分間のトラフィック量を知りたい場合、次のようなアプローチが考えられます:
5分間キャプチャするコマンドの例
tshark -i eth0 -a duration:300 -w traffic.pcap
tshark
でインターフェイスを指定するには、-i
オプションを使います。たとえば、有線LANの eth0
や無線LANの wlan0
、macOSであれば en0
など、環境に応じたインターフェイス名を指定します。
✅ インターフェイス指定付きのコマンド例
tshark -i eth0 -a duration:300 -w traffic.pcap
-i eth0
: キャプチャ対象のインターフェイス(例: eth0)-a duration:300
:300秒(5分)で自動停止-w traffic.pcap
:キャプチャしたデータをファイルに保存
キャプチャしたデータの解析
キャプチャしたデータの解析を行います。例えば、キャプチャ結果から総トラフィック量を計算したい場合、以下のコマンドを実行します。
tshark -r traffic.pcap -q -z io,stat,0
-r
で保存した.pcap
ファイルを読み込み-z io,stat,0
で全体統計を表示(転送バイト数など)
処理の自動化
リアルタイムに監視しながら毎回「直近5分」分だけ知りたいなら、以下のスクリプトのように処理を自動化できます。
tshark -i eth0 -a duration:300 -q -z io,stat,0 | grep "<>"
eth0
を実際のインターフェース名に置き換えてください(例:en0
,wlan0
)- 出力の
<>'
区間(全体)に送受信されたバイト数が表示されます
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