この記事では、近年増加しているモバイルバッテリー、スマホのバッテリーの火災原因についてまとめてみました。
## バッテリーの火災事故
NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)の製品安全センターの報道発表によれば、近年「ノートパソコン、モバイルバッテリー、スマホによる火災事故」が増加しているようです。
また、原因の約8割が製品の不具合によるものだということです
他は、ユーザー自身の不注意によるものだそうです。
■ノートパソコン、モバイルバッテリー、スマホによる火災事故の年度別件数
年度 | 件数 |
---|---|
平成24年 | 19件 |
平成26年 | 48件 |
平成28年 | 108件 |
■過去5年間の火災事故の種類別件数
– | 事故件数(H24~28) |
---|---|
ノートPCのバッテリー | 110件 |
モバイルバッテリー | 108件 |
スマホ | 56件 |
合計 | 274件 |
※93件(34%)はリコール対象製品
## 、ノートPC・モバイルバッテリー・スマホの事故事例
製品の不具合で、バッテリーのセルに異物が混入したことで、充放電すると、セルが内部ショートして過熱し火災になるそうです。
対処方法としては、お使いのバッテリー搭載機器がリコール対象になっていないか定期的に調べましょう。
また、就寝中や外出中の家でのバッテリー充電はやめましょう。充電するときは燃えやすいものを周囲に置かないのもポイントです。
## モバイルバッテリー・スマホの事故事例
モバイルバッテリーやスマホに関しては外に持ち歩くことが多いです。
そのため、カバンやズボンに入れた時の圧力や、落としてしまったときの衝撃で変形し、内部ショートを起こして過熱・発火することがあります。
そのため、持ち歩く場合は落としたり、変形するような入れ方をしないようにすることが大切です。
万が一変形してしまった場合は、買い換えるか製造メーカに相談することも大事です。
## リコール情報の確認
過去のリコール情報については、NITEのページ(下記参照)から確認できます。
http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/recall_new/index4.html
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